IVRC その2
今回は「作品について」です。
僕は、7月頭からUT-virtualの「ふっとぷりんたーず」としてらでぃっしゅさん(@radi_bow)を座長に「とうめいなおかいもの」という作品を制作していました。
結果からいうと予選を落ちてしまいましたが、開発・展示共にとても有意義でした。
テクノロジア魔法学校(1)を除いてグループ開発をやったことはなかったし、そもそも学生グループでの開発は大学のハッカソンの授業 (1)を除いてやったことはなかったので、とても新鮮でした。また、学生主導で行われるチーム開発に首を突っ込んでみたかった、サークルの人と仲良くなりたかった。など理由はいろいろありました。
まず、開発環境はSourceTreeをGitクライアントとして使いました。
ゲームエンジンはUnityです。また、Arduinoを仕掛けに使ったのですが、Unity×Arduinoの連携はUduinoというArduinoとUnityの連携が取れるアセットとかを使っていた...はずです笑
前置きはここまでにして、僕たちが制作したものの解説に入りたいと思います。
写真の右下にある箱庭、左側に立ってる人のつけてるHMDで僕たちの作品は構成されています。体験者の流れで説明すると、まず、HMDをつけている人の動作とHMDをつけている人の足跡がプロジェクタで表示された箱庭を見ながら、HMDをつけている人がVR空間内で何をしているか想像します。そして、今度は自分がHMDをかぶって実際に何をしていたか確認し、体験が終わります。
体験された方の多くは箱庭ではなく、はHMDでの体験のクオリティを褒めてくださることが多かったです。しかし、実は(?)メインはHMDでの体験ではなく箱庭鑑賞でした。
僕個人の考えていたこの作品の面白いところは箱庭を見ている人の「見立て」でした。箱庭にはプロジェクター(ちなみに僕の私物)で足跡が表示されているのですが、人間のモデルを入れなかったのは、情報量を削減することで既存の研究などとの差別化を図っていたからです。(「情報量を減らす」という点ではもはや足跡ではなく円でもよかったかもしれないです。その辺りは制作側で詰め切れなかったところです。)そして、VR体験を待つ間の時間で何かできないかということで、考えたのがこの箱庭でした。
この「製作者と期待する体験者の反応と実際の体験者の反応の違い」は、先週行った反省会で体験時間の配分やアテンドの方法、作品の見せ方、そして製作者たちの伝えたいものが不明確であったことなどに原因であったのだという結果に至りました。IVRC期間中、どなたか(忘れてしまった...)つぶやいていらっしゃったのですが、「説明しないと理解してもらえない展示はよくない」という言葉がとても重たかったです。
次回は、IVRC期間中偉い方と話しまくったので、その時のことを書きます。
悔しかったので他作品のことについては書きません
次回更新も来週月曜にできるといいな...
(IVRC、とても悔しかったので、来年はボコボコのボコにしたいです。)
(1)テクノロジア魔法学校
Life is Tech!がDisneyとコラボしているプログラミング学習教材。
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